親子に限らず、近い人に対しては得意なところより苦手なところに注目しがち。運動が苦手なら体操教室に通わせ、お絵かきが苦手なら絵画教室に通わせる、など、つい苦手な部分の克服を考えます。
しかしながら、苦手なことなので「〇〇教室」に通ったとしても、楽しんで通えません。そこで「行きたくない!」などのSOSを出すことが多いですが「休み癖が付いたら困る」などの理由で無理にでも教室に連れて行くことが大半です。
苦手なことを繰り返し行い「出来なかった」経験を積み重ねることで、時間と共に「出来なかった」土台のもとで人生を考えるようになるので心が荒れがちです。
3.いつも目標を決めてあげる
子どもの為に用意をしたり、道を作ること。親の役目だと思っていませんか?多くの人は、この質問に「YES」と考えるでしょう。
子どもの為に正しい親切だと思われがちですが答えは「NO」です。子どもの「自分で考える力」を奪う結果になってしまいます。
将来的に、自分の取るべき行動や目標が決められず、誰かに決めてもらわないと不安な人になってしまいます。
大切な人には「魚を与える」のではなく「魚の取り方」を教えましょう。
※親切って言葉は、なぜ親を切ると書くのでしょう?話しがそれるので割愛します。
4.子どもの話を聞かずに頭ごなしに叱る
大人から見て、子どもが困った事をしてしまった時。子どもには「そうしてしまった理由」があります。ですが、「なぜそうしたか?」聞かれても答えられません。理由を聞き出そうと質問しても答えは出ないでしょう。
答えが出てこないので親はイライラして「とにかくダメな物はダメ」と一喝してしまいがち。この時、親の勢いに押され子どもが「ごめんなさい」と言ったとしても、子どもの心の中では納得がいかずモヤモヤが残ります。
この残ったモヤモヤのはけ口が友人や周りの人に向くと「いじめ」になる確率が非常に高いです。
何かあったとき、子どもが上手く答えられなくても親は大きく構えて「聞く姿勢をみせる」のに集中しましょう。
この時、子どもは上手く説明できることは無いです。上手く説明できれば「困ったこと」はしないので、保護者として聞き役になるのが良いです。
保護者=親なので「木の上に立って子どもをみてる」くらいの距離感が大切です。
5.夫婦喧嘩を子供に見せる
夫婦喧嘩を子供に見せても利益はありません。子どもが不必要に緊張してしまいます。この繰り返しで、家庭=緊張する場所。という謎の方程式が子どもに出来上がります。
夫婦とはいえ人間同士ですから、イライラする時もあるでしょう。ちょっとした口論はどこの家庭にもあります。
その口論を見ている子供は不安で緊張しながら、その場にいるしかない。という事を忘れないでください。子供には大人のように「気晴らしに飲みに行く」「ちょっと高いランチで自分にご褒美」こんな気分転換の機会はありません。
おうちは充電できる場所でありたいです。
よく聞く言葉です。うちの子は「外では一人で出来る」けど「家では出来ない」から困っちゃう。こんな言葉を聞いたことはありませんか?
外で色々と出来たという事は、外でエネルギーを使ってきたから、家の中では「充電が必要」な状態。なのかもしれません。