出産時に赤ちゃんの首がねんざ?
骨格の歪みは普段の生活習慣が原因で作られると考えられがちですが、それだけではありません。
生まれつき、骨に歪みのある状態で生まれる赤ちゃんも多いのです。
赤ちゃんのうち約95%が出産時、産道を通る際に頚椎捻挫の状態で生まれてくるとも言われています。
病院でもそのようなことを指摘されることは無いでしょうし、育てている親御さんも、特に違和感も感じることなく育児されていることが多いのですが、これを放置していることによって今後大きな影響が出てくる可能性があります。
出産時に頚椎捻挫になる原因としては、難産になったり、吸引分娩や帝王切開などの影響も多いのですが、それだけではなく、妊娠中の食生活や薬害(母親が服用していた薬の影響)など、さまざまな原因があります。
頚椎捻挫を起こす赤ちゃんは昔よりも増えており、食生活等の影響も考えなければなりません。
頚椎捻挫とは体に強い力が加わったことにより起こるもので、交通事故で追突されたときに起こるといったケースはよく聞きます。
「強い力が加わる」ということを考えれば、出産時以外にも起こっていると考えられます。
出産時以外に首がねんざ?
出産時以外に赤ちゃんの首がねんざしてしまうのは、どのような時でしょう?
お母さんお腹にいる時です。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で頭が下に向いた状態で過ごしていますね。
その際にお母さんの骨盤に赤ちゃんの頭が当たっている事も多いです。
こんなクセありませんか?
うちの子はよく右を向いて寝ている。
そう?うちの子は左を向いて寝るほうが多い。
このような寝る時の顔の向きの癖も、お母さんのお腹の中にいる時からかもしれません。
同じ方向を向いて寝ているのも理由があります。
頭の形の左右差から来る重心位置のズレです。どちらか向いていないと重心が取れないので向き癖になります。
他にも
ベビーカーやベビーベッドからの落下。
ちょっとした高さのところから落ちる。
抱っこひもやスリングなどの間違った使い方。
こんな日常生活にあるようなことで、骨格に歪みが生じてしまうこともあります。
アメリカではこんな考えがあります。
- お母さんのお腹の中にいる時期
- 0~2歳の時期
- 3~12歳の時期
- 12~20歳の時期
時期によってダメージを受ける首の位置が違うそうです。
赤ちゃんの首のねんざ。成長に影響は?
頚椎捻挫の状態を放置しておくと、どのようなことが起こるでしょうか。
肩凝りや腰痛、頭痛といった症状だけでなく、原因不明の体調不良など、赤ちゃんの成長とともにさまざまな不具合が起こってくるでしょう。
首が歪んでしまうと、脳から内蔵への司令が正常に届かないことがあります。
最近よく言われている自律神経の乱れ。これの原因の一つに首の位置異常があります。
自律神経については、脳反射刺激療法について を参考にして下さい。
赤ちゃんが健康に成長していくためには、早期対処が必要です。
骨自体が柔らかいうちに対処することによってその後の影響を最小限にとどめることができ、赤ちゃんの健康な成長を促すことができます。
整骨院と赤ちゃんというのは一般的には関係なさそうに見えるものですが、赤ちゃんの頚椎捻挫に関しては、早期対処が必要なため、特に見た感じの症状がなくとも、首のすわった生後3ヶ月頃を目安に一度来院されることをおすすめいたします。
赤ちゃんの施術は施術前と施術後で本人に身体の変化を聞くのが難しいので、お父さんかお母さんの施術と一緒の場合は無料です。
交通事故ではどうなの
赤ちゃんと車で移動中に気をつけていても衝突されてしまうのは避けようがありません。
正しくチャイルドシートを固定してベルトを着用しているのが前提ですが
骨の柔らかい赤ちゃんのうちは交通事故による障害は起こりにくいと言われています。
交通事故から2~3日は赤ちゃんに普段と違った様子がないか観察しましょう。
一番は、かかりつけ医に診察してもらうことです。
■関連記事
※妊娠中のお身体の痛みにも対応可能な妊婦用の治療台【マタニティベッド】
※骨盤の歪みが便秘の原因であったりします。【身体の歪みを矯正して便秘解消!?】
※産後の骨盤矯正|その効果や方法は?【産後の骨盤矯正】
※カロリー制限。糖質を断てばいいの?【ダイエットについて】
※日常生活で必要な筋力を育てる運動機材もあります。【なごみコンディショニングジム】
※赤ちゃんを連れて行っていいの?施術代金は?【よくある質問】