肩こりについて
つらい肩こり。
朝、起きた時はそんなに辛くないけれど昼休みくらいから肩が重く感じる。
夕方には肩がとても重く感じるようになり、夜には肩に誰かが乗っているように重い。
肩が辛いので、湿布を貼ってみると楽になったように感じるので湿布を貼るのが習慣になり
朝と夕方に湿布を貼る生活が続いている。
肩こりが何年か続いていたけれど、最近になって肩を上げると肩の前のほうが痛い。
肩の痛みで腕を上げられなくなってきた。
こんなお悩みはありませんか?
・肩が重く感じて辛い
・腕を上げた時に決まった位置だけ痛い
・仰向けで寝る時に肩が痛くて腕をお腹の上に乗せておかなければならない
・肩が痛くて洋服を着る動きが辛い
・鏡を見た時に肩の高さが左右で違うきがする
よくある治療で肩こりが改善しないのはなぜ?
肩こりというと、肩を揉むのが一番最初に思いつく方が大半ではないでしょうか。
肩のマッサージとも言えますね。マッサージをすると数日は楽になります。
数日経って肩の痛みが再発して、また肩を揉む。
この肩を揉むことについて身体の中で起こることです。
マッサージによって筋肉に小さな出血が起きます。
筋肉に出血が起きれば脳が気づいて出血した筋肉を修復します。
この修復期間は数日です。修復中は痛みを感じないので痛みが和らいだと錯覚します。
数日して筋肉の修復が終わると、筋肉は皮膚1枚ほど厚みを増して筋肉を修復します。
筋肉の修復が終わると痛みを感じるようになります。
筋肉がマッサージの外力によって出血した際に修復の度に厚みが増す。
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強く揉んでもらわないと満足できなくなる。
このような状態になってしまいます。
それだけではなく、筋肉の柔軟性が低下するので硬い筋肉になってしまいます。
どんな治療をすると良くなるの?
拙院では、肩こりの辛さへ対応するために脳反射刺激療法を取り入れています。
脳反射刺激療法とは、マッサージや揉みほぐしではなく筋肉の緊張している箇所に軽い刺激を与え
身体の自己治癒力を引き出す療法です。
脳反射刺激療法には米国で開発されたアジャスターやアクティベーターを使用します。
家で簡単にできる方法としては、お風呂あがりに身体の温まった状態で肩を回してあげれば楽になります。
1日2日動かしても、すぐには楽になりませんので継続が大切です。
それはなぜ?
肩こりとして痛みや重さが出ている箇所が、あなたの肩こりの原因では無いことが多いです。
・肩甲骨の位置やバランスが悪い
・内臓の疾患
・横から身体を見た時に頭が前に出ている(姿勢不良)
・パソコン作業などで顎が前に出ている(ストレートネック)
十人十色、あなたの癖やお仕事での動きによって原因は様々です。
女性では
・思春期に身体の変化を周囲に見られないよう意図的に猫背にして、その姿勢が癖になったまま大人になる。
このような原因もあります。
・他には背が高いのが嫌で、猫背になることで小さく見せる。それが癖になり意識しないところで猫背が習慣に。
こういった原因もあります。
脳反射刺激療法はどんな効果?
猫背の方に肩こりで悩む方が多くないですか?
あなたの周りで肩こりで悩んでいる方の姿勢を思い出してみてください。
ここでは、数ある肩こりの原因の中で、猫背と肩こりの関係について書かせて頂きます。
猫背になると、分かりやすいのが身体を横から見た時に頭の位置が前の方にあります。
もっと詳しく見ていくと背中にある僧帽筋が重心線より前に出た頭の重さを支えています。
常に僧帽筋が頭の重さを支えているので、筋肉の疲労は猫背ではない人より大きいです。
その重心線より前に出てしまった頭を元の位置に戻すのに脳反射刺激療法は特に効果的です。
筋肉については他にも、肩甲挙筋や菱形筋の疲労蓄積や、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋などのローテーターカフと呼ばれている筋肉のバランス異常であったりもしますが、長くなってしまうので該当している方は初診時に詳しく説明させて頂きます。
それはなぜ?
猫背によって、背中側の筋肉は伸びている。おなか側の筋肉は縮んでいる。
このような筋肉のバランス異常を元の位置に戻してあげるのが脳反射刺激療法です。
首の位置を正しく戻してあげれば、頭の位置を正常な位置に戻すことができます。
今肉の緊張している部分に軽い刺激を与えるのが脳反射刺激療法です。
そうすると、背中の僧帽筋の仕事量が減ります。
人間の身体には恒常性(ホメオスタシス)がありますので、1回2回の施術で痛みの全くない状態は難しいですが、
施術開始から6回目までの期間は身体が特に大きく変化します。
その後は、不良姿勢であった年数にもよりますが3ヶ月~6ヶ月で肩こりから開放されている方が多いです。