痛みの出ている場所が治療点ではない
身体の痛みを家で例えます。
家→あなたの身体です。
赤い棒→家(身体)が傾かないように支えている筋肉です。
青い部分→家の基礎工事です。
多くの場合、痛みを感じる場所は上のイラストで赤い棒の部分です。
痛い場所を触られないないと治らないように一般的には思われていますが、
家が傾かないように赤い突っ張り棒が必要な状態になるのは、家の基礎の青い部分の再工事が必要です。
一般的な痛みの治療
痛みを感じているイラストの赤い棒の部分に対して
「電気を流したり」「揉んだり叩いたり」「コルセットを巻いてみたり」するでしょう。
しかしながら、家の青い基礎部分はそのままなので時間が経てば赤い突っ張り棒が必要な状態に戻ります。
定期的に繰り返す「ぎっくり腰」などは、この典型例です。
拙院の施術
イラストの赤い部分は「ある程度楽にする」くらいの対処で、
青い基礎部分の再工事に集中します。
赤い突っ張り棒(=筋肉の緊張や痛み)が不要な身体づくりです。
青い基礎部分がシッカリしてっきたら、やっと各部の調整に入れます。
家で例えると、扉の立て付け調整や窓がスムーズに動くようになるように調節です。
青い基礎部分がシッカリしているので、本来持っている自己回復力も取り戻しています。
この青い基礎部分がシッカリした状態では痛みが無くなるのが早いです。
何回で治るの?通うペースは?
今まで何年もかけて崩れてきた身体のバランスが1回の施術で完全に治るのは難しいと考えます。
家の基礎工事のイラストで例えましたが、今度はグラフです。
拙院の施術は、積み重ねていくことができます。
このように、初回の施術から平均して7回の施術で「基礎工事の部分」やり直し終了です。
そこから、身体の各部の調整をしていきます。
皆様に最短距離でゴールに達していただくため、はじめは5日に1回の施術をお勧めしています。
良くなってきたら、そのぶん
5日が1週間。1週間が10日。そして2週間。1ヶ月。
間隔が伸びていきます。
1ヶ月に1度の調整で済む状態に至った時点で今までは治療でしたが、
そこからはメンテナンスに入ることを指し示しています。
なぜメンテナンスが必要か?
完成されたものは常に壊れていくという運命を持っています。
壊れ始めた時にメンテナンスをすれば、そのままいい状態でいられますが、
完全に壊れた状態になってしまうと「基礎工事のやり直し」から再び始めることが多いです。
ですので拙院では痛みや痺れが収まってからのメンテナンスに重点をおいています。
施術8回目から、基礎工事ではなく各部の調整に入ると身体の状態はどんどんプラスへといきます。
治療を初めて3ヶ月が経つ頃には治療ではなくメンテナンスに移行する人が多いです。
痛みが無くなると気分も前向きになり、下の図のような状態です。
1日24時間の中で「痛みを感じる苦痛な時間」が無くなるだけでなく相対的に楽しい時間が増えてきます。
自分の身体への投資(治療)と見返り(楽しい時間)です。
脳反射刺激療法について詳しく読む
結論から。
自律神経を活性化させ骨盤の歪みや猫背巻き肩などの骨格を矯正して、様々な関節の可動域(関節が動く範囲)を向上させ全身のバランスを調節する特殊な療法です。
この脳反射刺激療法には米国で開発されたアジャスターやアクティベーターを使います。
アジャスター
アクティベーター
自律神経を活性化?自律神経ってなに?
結論から。あなたの意識しない身体の動きをする神経です。
簡単に説明すると、
「心拍数を上げたい。心臓をもっと動かそう」
「食べ物が口から入ってきたから胃を動かそう」
「暑いから汗をかいて体温調節しよう」
「空気がたくさん欲しいから気管支を広げよう」
「周りの状況を良く確認したいから目の瞳孔を開こう」
これらの動きは、やろうと思っても自分の意志では難しいですね。
自律神経という神経があるわけではなく、神経を何個か纏めて自律神経と呼んでいます。
Ⅰ:嗅神経・・・嗅覚担当
Ⅱ:視神経・・・眼球を動かす。動向を縮小散大。まぶたを開く。
Ⅲ:動眼神経・・・眼球を動かす(上眼瞼挙筋)。眩しい時に瞳孔を縮瞳。
Ⅳ:滑車神経・・・眼球運動(上斜筋)
Ⅴ:三叉神経・・・顔面の知覚、咀嚼(そしゃく)、舌の前2/3の温痛覚、触覚
Ⅵ:外転神経・・・眼球運動(外直筋)
Ⅶ:顔面神経・・・表情筋、舌の前2/3の味覚、涙腺、唾液腺、まぶたを閉じる。
Ⅷ:内耳神経・・・聴覚。平衡感覚
Ⅸ:舌咽神経・・・舌の後ろ1/3の味覚、咀嚼と嚥下(飲み込む)
Ⅹ:迷走神経・・・咀嚼と嚥下
ⅩⅠ:副神経・・・僧帽筋、胸鎖乳突筋の支配
ⅩⅡ:舌下神経・・・舌の運動
この12個ある神経を覚えてみたい方は、語呂合わせが多数ありますので探してみてください。
代表的なのが「嗅いで見る動く車の三の外、顔耳のどに迷う福舌」ですね。
この12個ある神経のうち
Ⅲ:動眼神経
Ⅶ:顔面神経
Ⅸ:舌咽神経
Ⅹ:迷走神経
3と7と9と10が交感神経と副交感神経の二重支配を受けています。
二重支配を受けている脳神経を覚えたい方は「港区」なんて語呂合わせが有名です。
交感神経・・・これから試合と考えて下さい。
副交感神経・・・家でリラックスしている状態と考えて下さい。
この交感神経と副交感神経のバランスが崩れたところから、身体に様々な不調が現れます。
現代社会ではストレスを多く持った方が多いので交感神経優位で説明していきます。
交感神経優位=試合前。こう書きましたが、山で熊に出会ったと考えてみましょう。
熊が目の前にいて緊張で心拍数が上がる(鼓動が上がる)熊の動きをよく見るために瞳孔が開く。
このような状態では、身体の回復やメンテナンスを担当している副交感神経の出番はありません。
熊に食べられてしまわないように戦うか逃げるか。交感神経が優位となります。
交感神経優位では身体が休まる間もありません。
それだけでなく筋肉も緊張するので、筋肉が収縮し骨を過度に引っ張り骨格の歪みを引き起こします。
さらに自律神経が崩れると、うつ病(ホメオスタシスが損なわれる)にも発展します。
自律神経の働きを崩す要因として
・不規則な生活リズム
・ホルモンバランス異常
・我慢ばかりの生活
こういった原因が多いです。
ホメオスタシスってなに?
恒常性です。
簡単な例えだと体温です。人間の体温は春夏秋冬と外気温が違っても一般的に36度代ですね。
この恒常性が筋肉の使い方なんかにも当てはめて考えることができます。
不良姿勢が長年続くと、身体の前後・左右の重心軸がズレます。
重心軸がズレたままだと、身体のバランスを維持するために筋肉に負担が掛かり続けます。
このような生活が長く続くと、筋肉の使い方がズレた状態を基準値と勘違いします。
脳は睡眠時に自己修復をします。
今までの痛みが出る状隊の筋肉バランスへ。
この基準値のズレが大きいか小さいかは人それぞれです。
これが、1回~2回の施術で楽になる人かどうかの違いです。
自律神経は分かったから、脳反射刺激療法は?
拙院の取り入れている脳反射刺激療法は脳の誤作動を再教育することによって
ズレてしまった睡眠時等の自己修復の基準値を正しい状態に導きます。
脳の自己修復の基準値がズレてしまっていても、生まれた時の正しい身体状態の情報は脳に残っています。
その正しい身体情報を思い出させるために、米国で開発された機材を使用して身体の歪みを矯正していきます。
初めて聞く「脳反射刺激療法」
どのような事をするのか、体験してみたい方は拙院で定期的に開催しているお茶会で1人1回1箇所の調節は無料で行っております。
開催日時など詳しくは、【整骨院 お茶会】で検索してみてください。
従来のマッサージと脳反射刺激療法の違いは?
従来のマッサージでは、凝り固まった筋肉を直接揉みほぐします。
マッサージに行った日は気持ちいいけど、2~3日すると身体の辛さが元に戻る。
このような経験はありませんか?
1、マッサージによる外力で筋肉は出血します。
2、その出血を脳が気づいて修復します。その期間は2~3日間。その修復期間中は筋肉が麻痺し緩みリンパの流れが良くなるので身体が軽くなったように感じます。
3、筋肉の修復が終わり、身体の辛さが戻ってきます。またマッサージに行きたくなります。
4、筋肉の修復で皮膚1枚ほどの厚みを増した硬い筋肉になり運動性が低下します。筋肉の厚みが増すので強いマッサージでないと満足できなくなります。
5、1に戻ります。
このようなマッサージを繰り返した結果、柔軟性の低い筋肉になり運動性能の低下や何かと衝突による外力で筋肉が断裂してしまいます。筋肉が断裂してしまってはスポーツ選手には致命傷です。
脳反射刺激療法では、これらのリスクを取り除いた新しい療法です。
筋肉を強く押すのではなく、軽い刺激を与える事によって
その筋肉を固める必要が無い状態に導きます。